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(そろばん塾ピコは火・金)

なぜ学習塾がそろばん塾を?

学習塾の現場にいると、「こんな計算もできないのか…」というくらい、子供たちの基本的な計算能力の欠如を感じます。この傾向は年々ひどくなってきているように思います。これは、明らかに『ゆとり教育』の弊害だと思います。学校で出される計算ドリルの宿題の量も明らかに減っています。

私共は、1人ひとりを見つめたOnly One指導を行い、「わかったつもり」から「ひとりでできる」ようになることに全力を尽くしておりますが、子供たちの基本的な計算力の欠如は、私共にとっても、大きな壁として立ちはだかっております。

何か解決策は?

私も塾人として、あれやこれや研究しておりましたところ、古くて新しいおけいこ事として「そろばん」が見直されていることを知りました。昔は、多くの子供たちがそろばんを習い、高校などを借りきってそろばん検定を行っていたと思います。しかし、電卓ができて、パソコンが当たり前になってきている現代において、そろばんは忘れ去られてしまいました。高校の商業科に行っても、そろばんが必須ではなくなったと聞いております。

そろばんの資格を履歴書に書いても、就職にはあまりメリットもなくなりました。そろばん検定人口も昔は200万人(今の英語検定と同じくらいの人数です)だったそうですが、今は20万人にまで減ったそうです。
ところが、そんな「そろばん」が見直されているのです。

 

計算力を高めるおけいこ事としては「KUMON」が有名ですが、「KUMON」には絶対にないメリットが「そろばん」にはあることが、発見されたからです。日本医科大学の品川教授チームの20年にわたる研究によると、世の中のほとんどの計算法は、左脳を使っているそうです。この左脳の訓練によって開発された脳のことを筆算式暗算の脳【ひっさん脳】と呼んでいます。

ところが、唯一、そろばんだけが右脳を使う計算法だったそうです。右脳の訓練によって開発された脳のことを珠算式暗算の脳【そろばん脳】と呼んでいます。

そろばんの技術を習得した人だけが、右脳(の後頭部)に【そろばん脳】をつくることができるのです。こんなメリットは他の計算専門の塾にはありません。しかも、そろばんは「気軽で」「手軽で」「リーズナブル」なおけいこ事です。

珠算式暗算とは?

珠算式暗算は、そろばんの珠をイメージ化して、頭の中に浮かべます。そして、それを実際のそろばんと同じように動かして計算をするのです。この珠をイメージする場所は、右脳の後頭部のところにつくられます。
この場所は、子供の時にしかつくることができませんが、1度できると、その場所は生涯にわたって存在していつでも使うことができるのです。


筆算式暗算は「左脳」、珠算式暗算は「右脳」を使います。

今までの大脳生理学では、すべての計算は左脳で行われていると考えられていました。しかし、日本医科大学の品川教授の発見により、珠算式の暗算だけが右脳で計算していることがわかり、世界中の研究者を驚かせました。
下図を見ると、筆算式の計算が左脳を使っているのに対して、珠算式の暗算は右脳を使っているのが良くわかります。珠算式の暗算で、青い部分が一箇所で白い部分が多いのは、集中している状態を表しています。

これはスゴイ!と思って、実際に実験した人がいます。百マス計算で有名な陰山英男さんです。陰山さんは、まず土堂小学校の1年生だけにそろばん学習を導入したそうです。
すると、1年後この学年の子供たちだけが、『そろばん脳』を使った計算力を身につけました。そして、それだけなく、平均IQが何と118まで上がったそうです。

日本人の平均IQは100です。120以上あれば、東大や京大に合格できると言われていますので、この数字は驚異的なものですね。陰山先生は、その後京都の立命館小学校の副校長になり、全学年に年間100時間のそろばん学習を導入したそうです。

このように、一部の人は「そろばん」のメリットを知っていたのですね。こういった話が、中学受験をする子供を持つ親たちに浸透し、そろばんが見直されてきたようです。そんなに素晴らしいものだったら、わが塾でもそろばん学習を導入していきたい…と思っていたところ、様々なご縁で京大個別会さんと出会うことになったのです。

京大個別会http://kobetukai.comが全国に100校以上展開している「そろばん塾ピコ」には、いくつかの特長があります。



◎1つめは、生徒さんの目標です。
通常、多くのそろばん教室は1級を目指し、段位を目指せ…といって毎日トレーニングをすることを強要していますし、週3日以上教室に来い…と言っているようですが、ピコは全く違います。
ピコは「小学校卒業までに日商珠算検定2級程度の取得で良い」という目標を掲げています。なぜこのような低めの目標を掲げているのでしょうか?
それは京大個別会に登録している現役京都大学生の約半数が、小さい頃そろばんをやっていたそうですが、全員2級取得までだったから…、と聞いています。2級まで取得すれば、少数やマイナス(補数)計算まで網羅できますので、高校入試や大学入試センター試験にも十分に通用するから、だそうです。もちろん、1級や段位を目指したい人は目指してもOKですが、あまり無理せずに、他のおけいこ事や学校の勉強に力を入れた方が良い…というのがピコの考え方です。2級が目標であれば、毎日トレーニングする必要もありません。週2回程度のおけいこで十分です。これは非常に合理的な考え方だと思います。



◎2つめは、指導方法です。
ピコに来る生徒さんは比較的小さい子供たちが多いそうです。幼児や小学校1年生2年生など。足し算も掛け算も割り算も全くわかっていない子供たちに教えるわけですから、しっかりとした型を身につけさせなければなりません。その点ピコは非常に基本に忠実な指導をしています。問題も答えも全てそろばんに入れて、右手・左手の指おさえを確実にやりながら、指と目を使って段取り良く型を身につけさせています。
首都圏では、基本の型を無視して、いきなり暗算方式でそろばんの珠を入れるというのが大流行のようです(その方が時間短縮できるので)が、ピコは頑なに基本に忠実な指導を行っています。ピコが基本に忠実な指導をする理由は2つあるそうです。
1つは、単に暗算が速くなるだけではなくて、確実に『そろばん脳』をつくってほしいという願いがあるからだそうです。『そろばん脳』は、指と目を段取り良く確実に使っていくことによってのみ開発されます。時間短縮の為に、この動作をカットしていくと、一時的に暗算は速くなったような錯覚に陥りますが、結局不完全な脳しかできないというデメリットがあるから、だそうです。
もう1つは、ピコの教務をバックアップしているのが、4人の10段(高校チャンピオン経験者たち)のスタッフだから、です。10段というのはなかなか到達できない領域ですね。この10段のスタッフたちの口癖が「基本に忠実に!」ということ、だそうです。基本の型をマスターして、珠算6級に合格してから、本格的な暗算に取り組む、というのがピコの考え方です。そうすると、確実な暗算力が身につくようです。とてもしっかりとした考え方だと思います。

◎3つめは、フラッシュ暗算への取り組みです。
そろばんには古くから、全国珠算教育連盟(全珠連)と日本珠算連盟(日珠連)という団体がありますが、この2つの団体共に、フラッシュ暗算に関してはあまり力を入れていないようです。一応、フラッシュ暗算検定はあるようですが、商工会議所などでもやっている所は非常に少ないようです。そんな中、ピコは早くからフラッシュ暗算検定を精力的に進めています。

フラッシュ暗算に関しては、目が痛くなるとか、頭が痛くなる…といった生徒さんもいるので、希望者のみ、通常のおけいこ+10分~15分程度のフラッシュ暗算コースをオプションとしてとることができるようにしています。



私は、このようなピコの特長(考え方)に大変共感しています。そして、多くの塾生・ご兄弟・友人の方々に、『そろばん脳』をつくるお手伝いをしていきたいと考えております。ご興味ある方はぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。



そろばん塾ピコ岡山・西大寺校は
小中一貫総合学習塾アドバンスが
運営しています

ピコ(PICO)ってなに?

ピコとは、数の単位です。
・ミリ
(1mの1/1,000)
・マイクロ
(1mの1/1,000,000)
・ナノ
(1mの1/1,000,000,000)
・ピコ
(1mの1/1,000,000,000,000)
 
地球上では、ピコが究極の単位でしょう。そろばんは、究極の右脳教育法。究極の道具です。そんなそろばんに数の究極の単位、「ピコ」という名前をつけました。

現役京大生の実体験から
      生まれたそろばん塾です

京大個別会そろばん塾ピコは、フラッシュ暗算検定に強いそろばん塾として2007年8月、京都で生まれました。おかげさまで、受験生を持つ親御さんに圧倒的なご支持をいただき、全国537教室(2017年7月現在)を展開中です。
 
京大個別会は、全国の高校生に大学験指導をしています。講師はすべて京大生。登録している京大生全員に、子供の頃からの習い事を詳しく書いてもらっています。今では数百名のアンケート結果が積み上がりました。すると次のようなことがわかりました。
 
習い事の1位は、ピアノ。
ほとんどの京大生が、一度はピアノを習っています。しかし現在でもひける、ひいているという学生は少なく、習ったものの、修得するまでにやめているのが現状でした。
 
案外少なかったのは、英会話とKUMON。
それに反して、意外にも多かったのが「そろばん」だったのです。
そろばんについては、習っていたすべての学生が途中でやめることなく、中学校にいくまで続けていました。そして2級~3級を取得しています。誰もが 「やってよかった。一番役に立っている。」 と口をそろえました。
 
京大生と習い事について話しているうちに、「もっと、そろばん塾があったほうがいい。たくさんの人にそろばんをやってもらおう。そろばんで基礎体力をつけて、受験に備えてほしい」という思いが強くなっていきました。
 
そして京大生たちの教材作りが始まりました。黄色いそろばん「ピコそろばん」もその一つ。暗算は計算を映像としてとらえます。右脳に、より鮮明にイメージするために、黄色いそろばんを兵庫県小野市の職人さんに作ってもらいました。
 
京大生が自分の体験に基づいて考え出したそろばん塾。それが京大個別会そろばん塾ピコなのです。